チャプター 211

雪の降る夜、ハワード邸は静かで温かな佇まいを見せていた。

エミリーはチャールズの胸に抱かれながら、手首にはめられた滑らかなダイヤモンドのブレスレットを指先で何度もなぞり、その心には今も甘い幸福感が満ちていた。

今日この屋敷を訪れれば、また冷たい態度をとられるだろうと予想し、彼女はそれなりに心の準備をしてきていた。

しかし、いつも氷のように冷たい軽蔑の眼差しを向けていたケリーが、あのように不器用ながらも厳粛な形で、自分をハワード家の一員として受け入れてくれるとは夢にも思わなかった。

そう考えると、エミリーは少し申し訳ない気持ちになった。自分もハワード家の人々に贈り物を準備すべきかもしれな...

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